2026-05-17 22:48:22 配信

【安定へ新枠組み確認】乗り越えられるか“トゥキディデスの罠”米中首脳会談の裏側

トランプ米大統領は5月15日、習近平国家主席との首脳会談を終え、3日間の日程を終えて帰国した。
トランプ氏の訪中は13日から15日にかけて行われた。両首脳の対面会談は第2次トランプ政権発足後では2度目で、昨年10月の韓国・釜山での会談以来となった。今回の協議では、米国との戦闘終結交渉が停滞するイラン情勢をはじめ、貿易や台湾問題など、国際秩序を左右する主要課題について意見が交わされた。両首脳はまた、米中関係を「建設的戦略安定関係」として再構築することで一致。協力を基盤としながら、適度な競争と管理可能な相違を内包し、長期的な安定を志向する新たな枠組みの構築を確認した。習氏は会談で、「米中両国が“トゥキディデスの罠”を乗り越え、大国関係の新たなモデルを切り開けるかは、歴史、世界、人民が問う課題」と強調。既存の大国と新興大国との衝突を不可避とする理論を念頭に、米中間で「建設的戦略安定関係」を確立する必要性を訴えた。夕食会には、半導体大手「エヌビディア」のジェンスン・ファンCEOや、電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOら、今回の訪中に同行した米企業経営者が多数出席した。習氏は席上、「中国の偉大な復興と『米国を再び偉大に』は両立可能だ」と述べ、米中競争の先に共存の余地があるとの認識を示した。トランプ氏は帰国後、「中国訪問は大成功。歴史的な瞬間だった」と振り返った。

★ゲスト:津上俊哉(日本国際問題研究所客員研究員)、ジョセフ・クラフト(経済・政治アナリスト)、峯村健司(キヤノングローバル戦略研究所中国研究センター長)
★アンカー:末延吉正(ジャーナリスト/元テレビ朝日政治部長)

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