2025-06-22 00:00:24 配信

イスラエル再び核施設を攻撃 トランプ氏は停戦仲介動かず?攻撃止めるのは「困難」

緊迫の度を深める中東情勢。イランはアメリカに対して、「イスラエルの攻撃をやめさせて欲しい」と求めていますが、トランプ大統領は「難しい」との見方を示しました。(6月21日OA「サタデーステーション」)

■核施設攻撃 イスラエル軍が映像公開

再びイランの核施設が攻撃されました。イスラエル軍が公開した映像では、建物が破壊され、骨組みがむき出しとなっています。核施設が攻撃を受けたのは21日の早朝で、イラン国営メディアによると、放射性物質による汚染は起きていないと報じています。

一方のイスラエルでも、21日、商業都市テルアビブがイランからのミサイル攻撃を受けています。市民たちは、続々と地下シェルターに避難していきました。

■「電話1本で戦闘を止められる」

イラン大統領府の幹部マジット・ファラハニ氏はCNNのインタビューに、イスラエルとの軍事衝突は「トランプ大統領の電話1本で止められる」と話しました。

イラン大統領府 マジット・ファラハニ副大統領代理
「トランプ米大統領は、イスラエルへの1本の電話だけで簡単に戦争を止めることができる。トランプ氏がネタニヤフに攻撃をやめるよう命じるのなら、外交は簡単に再開できると思っている」

■トランプ大統領「攻撃停止は困難」

一方のトランプ大統領は…

アメリカ・トランプ大統領
「イスラエルは戦争で優位に進めており、イランは劣勢だと言える。その状況で(イスラエル側に)停戦させるのは非常に困難だ」

イスラエルに攻撃停止を求めることは「困難」と話しますが、これまで自身が世界各地の紛争を仲介してきたことを強調し、記者団にこう述べました。

アメリカ・トランプ大統領
「ノーベル平和賞を私に与えるべきだ。もう4、5回貰っていて当然なはずだ」

21日午後3時ごろ、自衛隊の輸送機2機が、イスラエルとイランからの日本人退避に備え、アフリカ東部ジブチに向け出発しました。20日時点でイランにはおよそ220人、イスラエルにはおよそ1000人の日本人が滞在しています。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2025

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