2025-06-22 00:00:26 配信
5日連続で真夏日500地点超 異例の“6月猛暑”で伝統行事に変化も

■伝統の盆踊り 暑さで変化も
報告・仁科健吾アナウンサー
「午後8時前です。手元の温度計は28.5℃と表示されています。踊っている皆さんからも熱気を感じます」
岐阜県郡上市で約400年続いてきた伝統的な盆踊り「郡上おどり」。30年ほど前から東京でもこの時期に開催していましたが、今年は、ある変化が。お手製でミストシャワーを作るだけでなく…
場内アナウンス
「15分間の休憩です」
報告・仁科健吾アナウンサー
「時間で区切られた休憩が設けられています。皆さん四方八方に散らばっていきます」
去年までは、雷雨を懸念していたそうですが、今年は熱中症を心配して休憩の回数を増やしたと言います。
郡上おどりの参加者(21日東京・港区)
「夢中になって踊っていると休まないので、無理やりでもあるとジュース飲みに行ったりとか。ちょうどよかったです」
■フェーン現象 北陸では猛暑日続出
猛烈な暑さは、各地で続き、新潟県では21日、今年初めて熱中症警戒アラートが発表されました。三条市では、36℃を観測。今年初の猛暑日となりました。
アジサイを見に来た人(21日石川・金沢市)
「あんまり天気が良すぎてね。この花をもう少し湿った感じで撮りたかったんだけど」
梅雨を彩るアジサイですが、カンカン照りの中、咲いていました。21日、日本海側ではフェーン現象の影響もあり猛暑の一日となりました。
■熱中症か…水泳の大会で高校生8人搬送も
都内で行われていたのはジャマイカの料理などを楽しめるイベント。この暑さの中でも多くの人を集めていたのは、ジャマイカの郷土料理「ジャークチキン」です。もくもくと炭火を前に焼き続けるこちらの男性は額の汗が止まりません。
報告・仁科健吾アナウンサー
「サーモグラフィで撮影してみますと担当している方の表情も真っ赤になっています」
顔は40℃もの熱さとなっています。しかし、肩を見ると低い表示が。いったい、なぜ?
ジャークチキン屋台の店員
「冷感タオル」
Q:違いますか?
「全然違いますよ」
暑さ対策は、それぞれ念入りに取られていました。赤ちゃんには…
来場者
「風が出る(ベビーカーのシート)を使って保冷剤を使って冷やしています」
ワンちゃんには、サングラス。
全国では512地点で真夏日となりました。500地点を超えるのは、5日連続です。東北地方でも真夏並みの気温に。
福島県会津若松市では、水泳の県大会に参加する8人の高校生が熱中症の疑いで病院に運ばれました。猛暑と晴天が広がる異例な梅雨。
■梅雨らしい雨降らず観光地に異変
観光地では異変が起きていました。
報告・津田優ディレクター
「こちら河口湖です。減水して人が渡れるようになっています」
湖に浮かぶ「六角堂」が見どころでしたが、去年と比べて水かさが減っているのがよくわかります。通常は、梅雨に入れば歩いて渡れなくなると言いますが今年は違うと言います。
河口湖の近く「あかいし旅館」 渡邊ゆりさん
「(水の量は)もう大違いですね。去年も梅雨入りして2~3日もすれば、陸は見えなくなって、浮島という状態になっていました」
Q.こういう状況は珍しい?
「珍しいです。びっくりしています」
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