2025-05-18 11:20:45 配信

台湾の頼総統20日に就任1年 中国の軍事演習に警戒

 台湾では頼清徳総統が就任1年を迎える20日以降に、中国による大規模な軍事演習を警戒する声が上がっています。

 民進党の頼総統はこの1年間、統一に向けた圧力を強める中国に対して「中国には台湾を代表する権利はない」「(中国は)すでに『境外敵対勢力』となった」などと強い言葉で批判してきました。

 一方、中国側は総統の就任直後から、台湾を取り囲むような大規模な軍事演習を繰り返しています。

 対中政策を担う台湾当局の大陸委員会は15日の会見で、中台間の関係が「確かに緊迫している」と認めたうえで、「中国共産党が頼総統の就任日に合わせて、軍事演習を行う可能性も否定できない」と指摘しました。

 同時に、緊張関係が続くことは望んでおらず「20日以降、軍事演習を実施しないよう期待する」ともしています。

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