2026-05-20 20:11:15 配信

知人が見た母娘の“直近の様子”遺体に複数の刺し傷

 住宅で複数の刺し傷がある母と娘の遺体が見つかりました。凶器は見つかっていません。2人に何があったのか。今月会った知人が直近の様子を語りました。

■知人が見た母娘の“直近の様子”

母と娘の知人
「(Q.最後に会ったのはいつ?)5月の初めぐらい。『ローソンに行く』『歩いていて歩けなくなったから助けてくれるか?』と。昔から入退院を繰り返していた、お母さんが。その女の子(娘)も病院にずっと通っていた。“脳梗塞(こうそく)系”で。自分(母親)が座って何でも届くところに(モノを置いていた)。片付けられない。病気の影響で」
「(Q.お互い助け合いながら?)生きていた」

 玄関に残された血痕は、何を意味するのでしょうか。

 現場は、兵庫県南西部に位置するたつの市。駅から1キロほど離れた住宅街の一角です。

 この家に住む田中澄恵さん(74)と娘の千尋さん(52)の遺体が見つかりました。

 19日、知人が「連絡が取れない」と警察に相談し、警察官が住宅を訪れます。この時、玄関の鍵は開いていました。

 中へ入ると、玄関付近で母・澄恵さんを、1階の廊下を進んだ奥で娘の千尋さんの遺体を見つけたということです。

 捜査関係者によると、2人とも上半身に複数の刺し傷があり、母親のほうに多くの傷が見られたということです。凶器とみられるものは見つかっていません。

 上空から見る限り、窓ガラスが割れている様子は見えません。そして玄関には血痕のようなものも見えます。

 捜査関係者によると、窓ガラスなどが割られ無理やり侵入した形跡は見当たらないということです。

 この家には母と娘が2人で住んでいたそうです。

 複数の近隣住民によると、もともと3人の娘を持つ夫婦が暮らしていたということです。

 数年前、父親が亡くなると娘が家に戻ってきたそうです。

 母は足を患い、温泉施設に勤めていた娘も病を抱えていたといいます。

娘の元職場の人
「(娘とは)冗談とかも言い合える仲。すごく人当たりは良かった」

近隣住民
「たぶん(母親が)1人になったから娘さんが帰ってきたのか。母・澄恵さんから聞いた話では『(娘の)体の調子が悪くて帰ってきた』ということは聞いた。だけど車ではよく出て行ってました」
「(澄恵さんは)ぽわーんとした感じのしゃべりやすい人でした。しょっちゅう車で娘さんが運転してお母さんが横に座って。それで朝出てまた昼帰ってきたり、また出たりという感じ」
「(Q.娘について)私としゃべった印象は普通。体調が優れないという雰囲気もないし。お母さんからそう聞いていたから『ああ(体調が)悪いんだな』みたいな」

 専門家が指摘するのは、凶器とみられるものが見つかっていないことと、無施錠だったことです。

元神奈川県警 捜査1課長 鳴海達之氏
「凶器が見つかっていない、無施錠であるということを考えると、第三者が刺して逃走したという事件の可能性が高い。心中であれば、その次に自殺する人はその自殺した遺体の傍らに凶器と思われるものがあるはず。女性2人暮らしの時、知らない人だったら鍵を開けない。鍵を開けても大丈夫だという人物だから中に入れたけど、その人物が犯行に及んだ可能性は否定できない」

 そして、玄関に見える血痕は何を意味するのでしょうか。

元神奈川県警 捜査1課長 鳴海達之氏
「凶器を持って行ったから、凶器に付いた血液が滴下血痕として残っていたということ。犯人が持って行ったことになる。つまり殺人の線が強くなったという考え方」

 警察は、2人が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査しています。

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