2026-05-20 20:24:14 配信
まるで“空飛ぶじゅうたん”ナゾの浮遊物の正体は?
こちらの動画がSNSで話題になっています。物体が宙に浮いています。この不思議な物体、なぜ浮いているのか。制作した研究者に聞きました。■“謎の浮遊物”正体は?
まるで魔法です。ライトを当てると…ふわり。その姿は、空飛ぶじゅうたんのようです。
名古屋大学がSNSに投稿したこの動画。
名古屋大学のXから
「フェイク動画ではありません!」
動画は180万回以上再生され、大きな話題になっています。
その謎を探るため訪ねたのは…動画を投稿した、名古屋大学大学院工学研究科の上野智永助教です。
こちらが、宙に浮いていた物体です。ランプの下に置くと…。
名古屋大学大学院工学研究科 上野智永助教
「このように浮き上がります」
林アナ
「浮いてますね」
この不思議な現象には、科学的な理由がありました。
上野智永助教
「手を出して目をつぶってください」
すると…。
林アナ
「(手に)乗っているけど重さがない。混乱しちゃいますね。持ってますよね。でも持ってないんです。何の重さも感じない。触ってる感覚もない」
上野智永助教
「カーボンナノチューブをベースにした炭素状の繊維。非常に直径が小さい。ナノレベルサイズのもの」
鍵を握るのは、この超軽量素材の構造です。
顕微鏡で見てみると、中はスカスカのスポンジ状です。こうすることで、空気より密度が小さくなるといいます。
上野智永助教
「スポンジの“骨格”が周囲の空気の密度より軽くなっている。その中で空気を温めてあげると、その素材を持ち上げるのに十分な浮力が生まれる」
ライトを当てると、素材の中の空気が温められます。すると、空気の状態が変化し浮力が生まれます。その結果、浮き上がるのです。
上野智永助教
「原理は熱気球と同じような形」
実験では、より浮力が生まれやすいよう、液体窒素でトレーを冷やしています。
そしてこの浮く素材、未来の生活を変えるかもしれません。
上野智永助教
「軽い素材なので、飛行機や空飛ぶ車、宇宙分野でも軽さが求められるので、使ってもらいたい」
街では、こんな夢も聞こえてきました。
70代
「空飛ぶじゅうたん。あっという間に富士山まで行けちゃう」
実験では、サクラの花びらを乗せて浮かせることにも成功しています。
いずれ、絨毯に乗って空を飛べる日は来るのでしょうか。
上野智永助教
「原理的には可能かなと思う」
「もう少し材料を強くしたり大きくしたりしないといけない」
上野助教によると、この浮く素材が2000万枚あれば「空飛ぶじゅうたん」実現の可能性があるといいます。
横に並べると、絨毯の長さは北海道から沖縄までの距離に相当します。
上野智永助教
「少なくとも10年はかかるのでは」
「(Q.10年?そんなにすぐ?)もうちょっとかかるかも」
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