2025-12-06 10:48:12 配信

傷害事件54歳被告 警察官2人監視も病院から逃走 13時間後確保「彼女に会いたい」

 5日、傷害などで起訴・勾留されていた男が入院中の病院から逃走した事件で、男は交際相手に会うために逃走した可能性があります。

■警察官2人監視も病院から逃走

 傷害事件などで起訴され勾留中だった住居不定・無職の島田健太郎被告(54)。およそ13時間の逃走劇は一体どんなものだったのでしょうか。

 逃走した男は病院の7階に入院していました。病院の近くは車通りが多く、向こうには温泉街もあります。

 万引きをし勾留中だった島田被告は、箸で自分の腹を刺し入院。入院先の伊豆の国市にある病院では、警察官2人が部屋の中と外に分かれて監視していました。

 5日午前1時15分、個室内のトイレを使用し、ベッドに戻った島田被告。警察が最後に確認したのはこの時でした。

 そして午前4時に警察官が交代するタイミングで確認したところ姿はありませんでした。

 窓のストッパーは壊されていましたが、警察官は物音に気付かなかったということです。

■温泉街へ逃げ13時間後に確保「彼女に会いたい」

防災無線
「現在、伊豆の国市長岡の病院から犯人が逃走しています」

 朝になった伊豆の国市。捜査員とみられる人が病院へ次々と入ります。病院があるのは閑静な住宅地。周辺には学校も多く、市内の小中学校は臨時休校に。警察も島田被告の画像を公開する中、午後になると逃走ルートが徐々に明らかになります。

 男は病院を抜け出した後、徒歩で逃走し、防犯カメラに姿を捉えられました。男はさらに歩いていき、温泉街の方向に逃げていったとみられます。

 防犯カメラにより逃走ルートが分かった数時間後、島田被告を乗せたとみられる車が、富士宮警察署に入ってきました。

 確保された場所は、現場から15キロほど離れた三島市の国道沿い。目撃者は多くの警察官に驚いたと話します。

目撃者
「警察官は結構いました。2車線ある道路で片側にパトカー2台と白バイが止まっていたので事故でもあったのかと」

 ただ確保時には不可解な点も。逃走直後の島田被告を捉えた防犯カメラ画像を見ると、手錠が確認できません。右手にある白い袋のようなものに外された手錠が入っていたということです。

 なぜ逃走したのか。島田被告は以前から取り調べに対し、「彼女に会いたい」と話しているといいます。

 警察は島田被告が交際相手に会うために逃走した可能性もあるとみて調べています。

(「グッド!モーニング」2025年12月6日放送分より)

トップへ戻る