2025-08-19 16:49:32 配信

立憲参院選総括案 獲得議席などが伸び悩んだことに「与党の受け皿になれず」

 参議院選挙を受けて立憲民主党が取りまとめた総括案の内容が判明しました。獲得議席などが伸び悩んだことについて「与党の受け皿としての評価を得られなかった」と振り返りました。

 参議院選挙では、与党が過半数割れとなったものの、立憲は改選22議席から上積みできず比例代表の得票数も国民民主党、参政党に次ぐ野党で3番目でした。

 総括案には、「事実上の政権選択ともされた選挙の中で、立憲民主党はその受け皿としての評価を得られず、野党第一党としての存在感が低下する選挙結果となった」と明記されています。

 また、国民民主や参政党の躍進を念頭に「立憲民主党は既存政治の枠に組み込まれている立場にあるとの認識に立たなければならない」と危機感を示しています。

 選挙結果を受け、党内からは執行部の責任を問う声も上がっていますが、総括案には「執行部は選挙結果と要因分析に真摯に向き合うとともに、今後の政治情勢に対する方向性と舵取りにおいて、より重く大きな責任と判断が求められる」と述べるにとどまっていて、人事の刷新ついて直接の言及は避けた形です。

 参院選の総括は、週内に全国幹事長会議や両院議員懇談会を開いて意見を聴取したうえで26日の常任幹事会で正式に発表する見通しです。

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