【ふくしまSUPERらーめん道】麺処れんが@郡山市
2026/9/11 19:00麺処れんが@郡山市
味噌のコクと甘みを引き立てた、やさしい味わいのラーメン
郡山市大槻町ののどかな住宅街に店を構える「麺処れんが」。アットホームな外観と「営業中」の看板が目印です。
郡山市開成で北海道味噌を看板に営業していた「麺処れんが」は、2026年4月に現在の場所へ移転しました。移転後は、夜にお酒やおつまみの提供も始め、新たなファンを増やしています。
店主は、移転を機に看板メニューの味噌ラーメンをリニューアルしたそうです。
味噌の魅力を引き出すため、味噌ダレを見直し
以前は北海道味噌を使っていましたが、移転を機に「自分が作りたい味噌ラーメン」を目指して、味噌ダレを見直しました。
「入れているものを少なくする“引き算”によって、味噌を強調させるように変えました」
目指しているのは、味噌の風味と甘みを感じられる味噌ラーメンです。
そのため、味噌は塩味の強い北海道味噌から、3種類の白味噌と地元産の麹味噌に変更。さらに、味噌ダレには少し意外な隠し味を加えています。
それが、米麹です。
米麹を味噌に加えることで、味わいがまろやかになり、甘みも出るのだそうです。
スープは豚をやめ、鶏ガラだけに
味噌ダレを生かすため、スープも変更しました。
存在感のある豚を使うのをやめ、あっさりとした鶏ガラだけに。シンプルなおいしさを追求しています。
移転前からの常連客にも好評だという味噌ラーメンを紹介します。
コク味噌ラーメン
運ばれてきたのは、チャーシューやたくさんの具材がのった「コク味噌ラーメン」。食欲をそそる味噌の香りが広がります。
まずはスープから味わいます。
味噌のコクが最初にしっかりと感じられ、そのあとに甘みが広がります。一方で、後味はあっさり。ひと言で表現するなら、やさしい味わいのスープです。
ついつい飲みたくなるおいしさです。
黄色みがかった麺は、製麺所に特注しているたまご麺。もちもちとした食感があり、味噌スープをしっかりと持ち上げてくれます。
麺を手もみすることで、スープがよく絡むように仕上げているそうです。
途中で楽しみたい、ひき肉の味変
店主がおすすめする食べ方は、トッピングのひき肉をスープに溶かすこと。
ひき肉は甜麺醤(テンメンジャン)で甘辛く味付けされています。スープに溶かすと、肉のうま味とコクが加わり、味わいが変化します。
ピリッとした辛さが、甘みのある味噌スープを引き立てる、良い味変です。
チャーシューには肩ロースを使用。持ち上げると崩れそうになるほど、ほろほろに仕上がっています。
口に入れると、とろけるようなやわらかさ。仕込みには3時間かけ、さらに一晩寝かせているそうです。
少し珍しい新メニューも
「麺処れんが」では、少し珍しい新メニューも提供しています。
白醤油中華
小麦を原料に作られる白醤油は、愛知県や岐阜県周辺を中心に使われている珍しい醤油です。
独特の香りが特徴ですが、「麺処れんが」では、その香りを和らげるためにひと手間加え、鰹節で風味をつけています。
味わってみると、一般的な醤油よりもやさしい印象。これまでに飲んだことのないような、独特で奥深いスープです。
麺には全粒粉の細麺を使用。麺の香りが、和を感じる白醤油のスープによく合っています。
近所の子どもが一人で来店。長年の夢が実現
新しいラーメン作りに邁進する店主。現在の場所へ移転して、うれしかったことがあるといいます。
「近所の方が来てくださるようになりました。中でも、近所の小学校6年生の娘さんが、一人でお昼にラーメンを食べに来てくれて。すごく感動しました」
実は店主には、自分の子どもが学校帰りに店へ立ち寄り、自分が作ったラーメンを食べる。そんな風景に憧れたことも、ラーメン店を始めた理由の一つにありました。
自身の子どもはすでに大きくなり、その夢を実現することはできませんでした。しかし、この夏休みに近所の子どもが一人でラーメンを食べに来てくれたことで、長年の夢がかなったような気持ちになったそうです。
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