2025-11-15 22:30:03 配信
4度目MVPの大谷 よく知る2人が語る歴史的快挙の“裏側”
3年連続4度目のMVPに輝いたドジャースの大谷翔平選手。快挙の裏側に何があったのか?ドジャースのロバーツ監督とドジャース専門メディアの記者が明かしてくれました。(11月15日サタデーステーション)■投球フォームの“変化”
多くの大谷スクープをとってきた、ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」のドッグ記者がまず話すのは、今年多く使っていたという、“振りかぶらない投球フォーム”です。
ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」 ダグ・マッケイン記者
「これは球速と安定性を確保し、健全な動作を確立するための手段です。そのためのフォーム調整はかなり興味深かいもので、故障からの復帰時に、リズムを作るのを助けました」
■二刀流復活の裏に“大きな信頼関係”
投手として663日ぶりに登板した6月。勝利とはならなかったものの、160キロ以上の球を投げた大谷。実は想定よりも早い復帰だったといいます。
ドジャース ロバーツ監督
「当初は5回まで投げられるようにトレーニング計画を立てていました。それを投げるためには、さらに2週間のトレーニングが必要な計算でしたが、ショウヘイは1イニングだけならメジャーの試合で投げられると言いました。オオタニ自身が試合で投げられる、と感じたことが決め手となりました」
ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」 ダグ・マッケイン記者
「MVP級の打撃とサイ・ヤング賞級の投球を同時にこなすのはオオタニだけです。本当に『自分が投げる準備ができているか』『自分の体がそれに耐えられるか』を知っているのは彼だけです。オオタニとロバーツ監督は試合前には秘密の握手も交わしていて、深い信頼関係があります。大谷の娘が生まれた時には、ロバーツ監督から娘へミニポルシェを贈りました。ロバーツ監督はオオタニに明確なメッセージがあるなら、メディアを通じてではなく直接彼に伝えます。この関係がかなり大切だったと思います」
■二刀流の活躍で見えた 大谷の“二重人格”
ドジャース ロバーツ監督
「ショウヘイは投手と打者で違う人格を持っています」
キャッチャーの投球サインに厳しい顔で何度も首を横に振る大谷。一方、打者大谷は基本的に落ち着いた表情で、ホームランを量産。
ドジャース ロバーツ監督
「ショウヘイは投手の時は攻撃的で、打者の時はより落ち着いて何でも対応しようという心構えがあります。投手として登板しながら、打者として活躍したことは本当に驚くべきことです。(他のチームも)投手として安定した活躍を続けることを想定した戦略を立てていました」
投手と打者、別人格がいることで、いいメンタルにつながっていたといいます。至近距離でヤジを飛ばされた時も…
大谷に向けられたヤジ
「まっすぐ真ん中に投げろ!どうせ打てない!」
ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」 ダグ・マッケイン記者
「この時点で大谷は10打数無安打でした。そのファンは『大谷、お前はダメだ』『大谷、お前は過大評価されている』『お前はそんなに偉大な選手じゃない』と言い続けていましたが、大谷は反応しませんでした」
ホームランを放ったあと、ヤジをとばしていた男性とハイタッチ。これにはヤジをとばした男性も…
大谷にヤジをしたファン
「(大谷は)試合後もハイタッチしに来てくれて、投げキッスもして去っていきました。オオタニがなぜ史上最高か見せつけられました」
ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」 ダグ・マッケイン記者
「オオタニは本当にすごいですし、本当に努力を惜しまない人間なのだと心から思います。ワールドシリーズを制した直後の土曜日、真っ先にドジャー・スタジアムに戻ってきて、愛犬デコイと一緒にグラウンドを走り回っていました。オオタニの目標は野球史上最高の選手になることなんだと思います」
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