ロシアとウクライナの和平案を巡って、トランプ大統領とゼレンスキー大統領が首脳会談しましたが、焦点だった領土問題などで合意には至りませんでした。

　トランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談には、途中からイギリスやフランスなどヨーロッパの首脳も参加しました。

　会談終了後に記者会見に臨んだトランプ大統領は「合意に向けて大きな進歩を遂げた」と成果を強調しました。

　しかし、焦点だった激戦地のドネツク州を巡る領土問題では合意に至らず、停戦後にウクライナがロシアに再び侵略されないための「安全の保証」についても、「非常に厄介な問題が1つか2つ残っている」と述べました。

　トランプ大統領は今後も協議を続けるとして、順調に進めば数週間後に結果が分かるだろうと述べました。

　また、プーチン大統領とはアメリカとロシアが作業部会を設置することで合意したとし、ロシアとも協力する必要があると強調しました。