急進左派候補が最有力となっているニューヨークの市長選挙が1カ月後に迫るなか、再選を目指して無所属で出馬していた現職のアダムス市長が出馬を断念すると表明しました。

　エリック・アダムス市長は自身のSNSで28日、選挙戦からの撤退を表明しました。

　理由について、「私の将来の身の振り方について相次ぐメディアの憶測と選挙資金拠出を留保するとした市の資金管理委員会の決定」としています。

　市長選には、民主党の指名を獲得し各種世論調査でトップを走る急進左派のマムダニ氏と、前ニューヨーク州知事のクオモ氏、共和党候補のスリワ氏が立候補しています。

　CNNによりますと、世論調査の分析の結果アダムス氏が撤退してもマムダニ氏の優位は変わらないという見方が大勢です。