保守派の活動家が射殺された事件を巡る司会者の発言を受けて無期限の放送休止となっていたアメリカの人気トーク番組が再開することになりました。

　ABCの親会社「ウォルト・ディズニー・カンパニー」は22日、無期限放送休止となっていた人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」について23日から再開すると発表しました。

　ABCはキンメル氏が保守派の活動家のチャーリー・カーク氏の射殺事件について、トランプ氏の支持者らが「容疑者を政治的に利用している」などと発言したことを不適切だとして無期限の放送休止に踏み切りましたが、言論の自由を巡って全米で議論が繰り広げられていました。

　ディズニー側は「感情的になっているタイミングで国内で緊迫した状況を悪化させないよう、番組制作の一時停止を決めた」と説明したうえで、キンメル氏と慎重に話し合いをした結果、番組の再開を決めたとしています。