2025-08-13 02:31:33 配信

海底ケーブル損傷で船長ら3人起訴 フィンランド検察 「影の船団」関与か

 北欧のバルト海で去年12月に海底ケーブルを損傷させたとして、フィンランド検察はロシアを出港したタンカーの船長ら3人を起訴したと発表しました。

 バルト海で去年12月、フィンランドとエストニアを結ぶ海底ケーブルが損傷しているのが見つかりました。

 この事件でフィンランド検察は今月11日、石油製品を積んでロシアを出港したタンカーが「いかり」をおよそ90キロにわたって引きずり5本の海底ケーブルを損傷させたとして、タンカーの船長ら3人を起訴したと発表しました。

 3人は初期の取り調べで容疑を否認し、ケーブルが損傷した場所はフィンランドの領海の外で管轄権がないと主張しているということです。

 タンカーは南太平洋のクック諸島船籍で、3人の国籍は明らかにされていません。

 バルト海では去年秋以降、海底ケーブルの損傷が相次いでいて、背景にはロシアの原油輸出に対する制裁を逃れる、いわゆる「影の船団」の関与が指摘されています。

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