2025-08-06 02:46:42 配信

リトアニアに爆発物搭載のロシア製ドローン飛来 NATOに防空体制強化を要請

 ロシアやベラルーシと国境を接するリトアニアで5日、爆発物を積んだロシア製のドローンが発見されたと国防相が明らかにしました。

 複数のリトアニアメディアによりますと、先月28日、領空をドローンが飛行しているのを市民らが目撃し、今月1日になって中部にある軍事訓練施設の周辺で機体が発見されました。

 このドローンはロシア製で、ウクライナに向けて放たれたものがベラルーシを経由して飛来してきたとみられ、重さ2キロの爆発物が搭載されていたということです。

 シャカリエネ国防相は5日、「意図的にリトアニアに送り込まれたものではなく、制御不能となった説が主流だが、事態は深刻だ」と述べました。

 リトアニア政府は5日、NATO(北大西洋条約機構)のルッテ事務総長に対して防空体制の強化を要請したということです。

 リトアニアには先月10日にもロシア製ドローンがベラルーシから飛来していましたが、その際は爆発物は積まれていませんでした。

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