イスラム組織「ハマス」との戦闘を続けるイスラエル軍は、パレスチナ・ガザ地区への攻撃を強化するとして、北部の住民に退避を呼び掛けました。

　イスラエル軍の報道官は29日、テロ組織の能力を無力化するため、「軍事作戦を強化・拡大する」と発表しました。

　ガザ市やジャバリア難民キャンプなどを含むガザ北部が対象で、地域の住民に対して、安全のため、直ちに南部に避難するよう警告しています。

　こうしたなか、アメリカのトランプ大統領は29日、自身のSNSに「ガザでの停戦合意を成立させろ。人質を返せ！」と投稿し、停戦交渉の進展を改めて訴えました。

　トランプ氏は27日、ガザの状況について「来週中にも停戦が実現する見通しだ」との認識を示していました。