2025-06-22 23:46:16 配信

米・ヘグセス国防長官「驚くべき大成功を収めた」イランの核施設攻撃から一夜明け

 イランの核施設への攻撃から一夜明け、アメリカのヘグセス国防長官は記者会見で「驚くべき大成功を収めた」と強調しました。

アメリカ ヘグセス国防長官
「我々のB2爆撃機は核施設周辺で、世界が気付かないうちに任務を遂行した。歴史的な攻撃だ」

 ヘグセス国防長官は22日、イランのフォルドゥなど3つの核施設への攻撃によって、「イランの核開発の野望は完全に打ち砕かれた」と述べました。

 国防総省は今回の作戦名を「ミッドナイト・ハンマー真夜中の鉄槌」と明らかにしました。

 国防総省によると、B2爆撃機7機がアメリカ本土の基地から空中給油を受けイランに向けて東に飛行する一方で、別のB2爆撃機が「おとり」として太平洋を西に向かいました。

 B2爆撃機は通信を最小限にしながら核施設に近付き、14発の地下貫通弾「バンカーバスター」を初めて実戦で使用し、潜水艦からも20発以上の巡航ミサイル「トマホーク」が発射されました。

 攻撃中はイランの防空システムに検知されなかったとし、国防総省は初期の分析結果として、3つの核施設すべてが「極めて甚大な損害を受け、破壊された」と評価しました。

 ヘグセス長官は攻撃の対象はあくまで核施設であり、イランの国民や軍を狙ったものではないと強調しました。

 また、イランに対し「平和のために前進すべきだ」と求める一方、イランが報復すれば「断固とした行動に出る」と警告しました。

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