2025-06-03 13:37:35 配信
「フェイク動画」急増で問題化 韓国大統領選の投票開始

■去年の総選挙から今回の大統領選は25倍に
囚人服を着て刑務所に収監されているように見えるのは、韓国大統領選に立候補している最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補と尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領。これはSNSで拡散されたAIによるフェイク動画だ。
さらに、李候補と与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補が激しく殴り合う動画や、李候補が頭を触られ反撃し相手の髪をわしづかみにする動画まで。
最大野党「共に民主党」選挙対策委員会
「(フェイク動画で)民主主義を威嚇する不法行為は決して許すことはできない」
今回の大統領選挙ではフェイク動画が急増。去年4月の総選挙ではおよそ400件だったのが、今回は1万件以上と25倍になっている。
韓国では、フェイク動画の制作や拡散が選挙日の90日前から禁止されるなど取り締まりが強化されているが、いたちごっこが続く。
そんななか迎えた選挙戦最終日の2日、李候補が登壇した。投開票日の前日ラストスパートということで、会場はかなり盛り上がっていた。
李候補
「あすは新しい出発をする日になるべきでしょう。(支持しなかったみなさんも)同じ国民として共に手を握って生きる、真なる正しい大統領になります」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年6月3日放送分より)
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