2025-05-09 16:02:47 配信

中国 4月の対米輸出額が前年同月比21%減 関税の影響顕著に アジア向け貿易額は増

 米中の貿易戦争が続くなか、中国の4月の対アメリカ輸出が去年の同じ月に比べて21%減少したことが分かりました。

 中国税関総署が今月9日に発表した統計によりますと、中国の1月から4月までのアメリカとの貿易総額は約2000億ドル、約29兆円で、去年の同じ時期に比べて3.1%減りました。

 また、4月の対アメリカの輸出額は約330億ドル、約4兆8000億円で、去年の同じ月に比べて21%減少しました。

 アメリカの追加関税を受けて中国も関税や輸出規制など対抗措置を取るなか、対アメリカへの輸出に大きな影響が出ています。

 貿易戦争のなかでも全体の貿易額は伸びていて、中国メディアは東南アジアや中央アジアなどとの貿易が堅調に伸びていると伝えていて、貿易の多角化をアピールしています。

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