2026-05-18 18:05:02 配信
今が要注意!関東で“つむじ風”多発 いつ?どこで発生?
18日は今年初の猛暑日となりました。こうした暑さの影響で関東を中心につむじ風の目撃が相次いでいます。このつむじ風はいつ、どんな場所で起きるのでしょうか。■なぜ?関東で“つむじ風”多発
18日も各地で異常な暑さが続いています。
兵庫県豊岡市と大分県日田市で今年初めて35℃以上の猛暑日を観測しました。
東京では真夏日なった場所も。警戒が必要なのは、熱中症だけではありません。
10日、千葉県流山市にある中学校の校庭に突然、巨大な渦が現れました。
4階建ての校舎をはるかに超える高さです。ブルーシートのようなものが巻き上げられそうになっています。
現場にいた中学生
「見た時、映像よりも全然太くてどんどん校舎側に動いた感じ。下から砂を巻き上げていくのがすごいと思った」
実は、確認されているつむじ風のおよそ半数が4月から6月に発生しています。なぜ、この時期に多いのでしょうか。
防災科学技術研究所 下瀬健一主任研究員
「地面付近の空気が日差しによって温められた時に、その空気が温かくなると周りより軽くなるので上昇する。その時に渦ができるのが特徴」
強い日差しで地面が温められると、温かい空気が一気に上昇します。そこへ周囲の空気が流れ込み、回転して渦になります。これがつむじ風です。
防災科学技術研究所 下瀬健一主任研究員
「この時期、まだ上空の空気はわりと冷たい。その時に日差しでグッと温まると温度差で、温度差があればあるほど、より空気が持ち上がりやすくなるので、この時期多い」
■今が要注意 野菜に影響も…
さらに、つむじ風は発生しやすい場所にも特徴があります。
防災科学技術研究所 下瀬健一主任研究員
「ひらけた場所ですね。学校の校庭、グラウンド、畑、地面にあまり障害物がない場所」
先月、茨城県結城市で撮影された映像には大きなつむじ風が暴れるように畑へ移動し、土を激しく巻き上げていきます。
近くの古河市の農園では、去年5月、隣の田んぼをつむじ風が直撃したといいます。
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「手では収まらないぐらいのつむじ風。いきなり風が吹き出したと思ったらすごい砂ぼこりをあげてとても怖い風でしたね」
「(風の影響で)あっちがすごいんですよ」
今、警戒しているのがトウモロコシへの被害です。
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「ほとんど風で(枯れた)」
「(Q.ここだけ苗がない?)苗がないです。種はまいてあってきれいに生えていたんですよ」
育ち始めた苗につむじ風が直撃すると、苗が倒され、そのまま枯れてしまうといいます。
鈴木農園 鈴木弘晃さん
「もう勘弁してほしいですよ、どうすんのよっていう」
■テントなぎ倒す その威力とは?
では、つむじ風はどれほどの威力があるのでしょうか。
過去には、けが人が相次ぐ事故も起きていました。
防災科学技術研究所 下瀬健一主任研究員
「最大瞬間風速30メートル=台風並みの風。(つむじ風は)瞬間的に吹く」
おととし5月、長崎県大村市の中学校の体育祭は、大変な事態となりました。
最初は小さかった砂ぼこりは、徐々に勢いを増していきます。別の角度から見ると、つむじ風は猛烈な勢いで渦を巻きながら移動し、テントをなぎ倒しました。このつむじ風で2人がけがをしています。
さらに2019年には、福島県の小学校の運動会でもつむじ風が発生し、児童ら12人がけがをしました。
防災科学技術研究所 下瀬健一主任研究員
「(つむじ風の)予測はとても難しい。見掛けたら近寄らない。テントなどしっかり固定。飛ばされ始めたら一緒に飛ばされる。飛ばされ始めたら身を守る方に切り替える」
今後も暑い日が続く見込みで、つむじ風に十分な注意が必要です。
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