2026-03-28 12:17:50 配信

小中高生が過去最多に 自殺対策へ“居場所づくり” 新たな取り組み始まる

 小中高生の自殺者数が過去最多を更新するなか、新学期が始まるのを前に、安心できる居場所をつくる新たな取り組みが始まっています。

自殺対策支援センター ライフリンク
清水康之代表
「もう私たちが対応しきれないぐらい、相次いで相談が寄せられるという状況」

 電話やSNSを通じて子どもからの悩み相談が絶え間なく寄せられているのは、子どもの自殺対策に取り組む団体です。

清水代表
「春休みについては子ども・若者からの相談が増えるという傾向がありますね」

 厚労省によりますと、去年1年間の自殺者数は過去最少を更新しましたが、小中高生については538人で過去最多となりました。

 新学期が始まった後の5月と夏休み明けの9月に増加していて、“ある課題”が浮き彫りとなっています。

清水代表
「何年にもわたって相談の受け皿をずっと強化してきた。そのスピードよりも相談が増えるスピードの方が早いという状況。(対応できるのは)SNSだと3割から4割。電話だと2割から3割ぐらいという状況」

 半数以上の相談に応えることができないため、オンライン上で子どもたちの居場所となるサイトを新たに開設しました。その名も「かくれてしまえばいいのです」。

清水代表
「『しんどい』を押すと中に入れる。ゴンドラが下りてきて『無関係ばあちゃん』が中に案内してくれる」

 このサイトでは子どもたちが匿名のまま、今の思いを掲示板に書き込んで、同じような悩みを抱える人の言葉に触れたり、ゲームをして遊んだりすることができます。1日当たりのアクセス数は3万を超えるそうです。

清水代表
「周りの目におびえずに済む、そういう世界がここにある。ぜひそれを体験しにここに隠れに来てもらいたい」

 大事なのは子どもの居場所を用意するだけでなく、“声なき声”に身近な大人が耳を澄ませることだと訴えます。

清水代表
「民間団体の受け皿を強化すればそれで済むということではなくて、大人一人ひとりが子どもの声を受け止められるような、受け止めていこうと思うような気持ちを持つ必要がある」

厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556

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