2025-12-31 07:43:35 配信

横浜・関内の「セルテ」閉館 半世紀 地元に愛され…

 横浜・関内のランドマークとして、半世紀以上にわたって親しまれてきた商業施設の「セルテ」が、30日の営業を最後に閉館し、58年の歴史に幕を下ろしました。

 横浜市のJR関内駅の前にあるセルテは、1967年に「横浜センタービル」として開業してから1989年に現在の名称となり、昭和から平成、令和と、58年間、関内エリアで働く人たちなどに食や遊びの場として親しまれてきました。

 駅前の再開発に伴い閉館することになり、最後の営業日を迎えた今月30日、セルテには大勢の人たちが詰めかけて閉館を惜しみました。

 ビルの1階には、思い出を振り返るコーナーが設置され、たくさんの感謝や別れを惜しむメッセージが寄せられていました。

「駅の前でお買い物ができるので便利でした。家からも近かったので、すごく重宝していたんですけど、もう無くなってしまうのがちょっと寂しくて、写真を見て懐かしんでいました」

「(Q.昔はディスコがあったとか?)行きましたよ、私。ダンス好きだから」
「(Q.どんな感じだった?)良かったですよ。すごく素敵。ダンスもそうだし、音楽も好きだしね。もう朝までよく踊っていました」

代表
「セルテは本日、2025年12月30日を持ちまして、グランドフィナーレを迎え、最後の日まで感謝の気持ちを胸に皆さまをお迎えして参りました。どうか今後とも、この街の歩みを、そして新たな関内の未来を温かく見守っていただければ幸いです」
「3、2、1、セルテ!ありがと~!」

 目の前の道路を埋め尽くすほど集まったたくさんの人たちに見守られ、「セルテ」は閉館を迎えました。

 来年3月ごろには解体工事が始まり、跡地などにはオフィスや商業施設、住宅の入る2棟の高層ビルが建つ予定です。

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