2025-12-04 16:39:28 配信

ゲノム編集技術で加工した受精卵 胎内移植を罰則付きで禁止する方針 厚労省

 ゲノム編集技術で加工された受精卵の移植について法規制に向けた議論が行われていて、胎内移植を罰則付きで禁止する方針が示されました。

 遺伝子操作の技術「ゲノム編集」を巡っては、中国でその技術を用いた受精卵から子どもが生まれるなどしていて、倫理的な扱いなどが世界的に議論となっています。

 厚労省などは4日、ゲノム編集技術を用いて加工したヒトの受精卵の胎内への移植を禁止する法律の具体案を示しました。

 案では人に加えて、動物への胎内移植も禁止にしたうえで罰則を設けています。

 一方で、動物の胎内移植については技術を使った個体が産まれる恐れがないものは基礎研究を阻害しないよう届け出を求めたうえで、容認することも考えられるとしています。

 政府は、速やかに法案提出を目指すとしています。

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