2025-11-30 14:33:57 配信

宮崎県の有田牛が世界的品評会で金賞 評価のポイントは上質な脂 3つのこだわりとは

 11月29日はその語呂合わせから、宮崎県などによって「いい肉」の日に制定されている。そんな宮崎県の有田牛が今月、世界的なステーキの品評会で金賞を獲得した。

■有田牛が世界で金賞 その味は?

 食欲をそそる、この音で快挙!世界的なステーキの品評会で、宮崎県の有田牛が今月、見事金賞を受賞した。

 有田牛とは一体、どんな肉なのか。向かったのは、宮崎県西都市。

 市内にある直売所に行ってみると、そこにあったのが、きれいなサシが入った霜降り肉。その味は…?

「脂身がすっきりしています。ジューシーで肉のうま味がドン!と来る感じです」

 この有田牛を手がけたのは、有田米増さん。創業から70年余り。現在、およそ8000頭の牛を飼育している。

 品評会で、宮崎初となる金賞を受賞。しかし、その道のりは決して順風満帆ではなかった。

■「エサ、水、環境にこだわり」独自の飼育方法

 有田牛の評価のポイントはどこだったのか?ヒントは上質な脂にあった。

直売所の客
「脂があるけど、しつこくない。結構食べられると思います。女性でも高齢の人でも」
「脂っぽいかなと思うかもしれないけど、ずっと食べられるのが良さ」

 きれいなサシが入った見た目とは裏腹に、さっぱりとした肉本来の味わいが魅力だという有田牛。その味わいを実現するためのこだわりがある。

有田社長
「餌(えさ)、水、環境にこだわり。それが肉の味につながっている」

 有田社長が重視するのは「牛本来の生命力で健康に育てる」という独自の飼育方法だ。

 与える餌は、牛の体調や季節に合わせ、社長自らが配合。しかも…。

有田社長
「食べられるんですよ。人間が食べられるような餌を牛に与えている」

 さらに、地元・尾鈴山からのミネラルを豊富に含んだ水を与えることで健康を維持できるという。

■口蹄疫で被害も ここまで踏ん張れたワケは?

 実は、今回の金賞獲得までの道のりは決して順風満帆なものではなかった。

 2010年、宮崎県内に甚大な被害をもたらした、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)。当時、有田さんが飼っていた牛たちも被害に遭ったという。

有田社長
「3213頭という殺処分。全部全頭です。頭の中、真っ白になりましたよ」

 それでも、有田さんはあきらめなかった。口蹄疫の教訓として、牛舎を県内・県外、複数に分散。さらに、一頭あたりの飼育面積を広くして、これまで以上に牛にストレスを与えない環境を実現させた。

 今ではヨーロッパやアジアなど30カ国以上に輸出されている。

 苦労を乗り越えてつかんだ今回の金賞。有田社長がここまで踏ん張れたワケとは?

有田社長
「牛が好きだから。おいしい肉を作りたいから」

(「ワイド!スクランブル サタデー」2025年11月29日放送分より)

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