■息子とその妻ら6人逮捕

　静岡県浜松市の住宅に住む75歳の後藤和正さんの姿が忽然（こつぜん）と消えていることが分かったのが、8月の16日。

　そしてその後、後藤さんは遺体の状態で浜松市内で見つかりました。

近所の人
「普通のおじさんだと思います。あいさつをすれば会釈をしてくれる」

　遺体を遺棄をしたとして逮捕されたのが、日本人の男1人、フィリピン人の女1人、ブラジル人の男女に、17歳の少年。

　さらに、後藤さんの家に放火しようとした疑いでフィリピン人の男1人も逮捕されました。

　一体、何があったのでしょうか。

　逮捕された日本人の後藤正平容疑者は、遺体で見つかった後藤和正さんの息子。フィリピン人の女はその妻です。

後藤正平容疑者を知る人
「赤ちゃんが生まれたので、笑顔のところも何回も見たので幸せだなと思っていた。（後藤容疑者は）家から出ない人だったんですよ、それが6月、7月ごろから変な動きを始めた。夜中に車の中でひそひそしたりとか、7月ごろから車の出入りが多くなった」

　後藤和正さんは生前、口座から身に覚えのない引き出しがあると警察に相談。7月の末には「引き出したのは息子だと確信した」と伝えていました。