岩手県北上市の温泉旅館で、露天風呂を清掃していた60代男性の行方が分からなくなっています。警察は現場の状況からクマによる被害とみて男性を捜索しています。

　16日午前、北上市にある瀬美温泉の支配人から「露天風呂に清掃に入った男性従業員の姿が見えない。露天風呂に血痕のようなものがある」と通報がありました。

　行方が分からなくなっているのは、温泉の従業員・笹崎勝巳さんです。

　近くの川に清掃用具や笹崎さんのものとみられる眼鏡などが散らばっていて、露天風呂と川の間にある柵に血痕が付いていました。

　また、温泉の別の場所でクマとみられる毛が見つかっていることから警察はクマなどによるものと判断しました。

　笹崎さんの捜索は17日午前8時から再開の予定です。