東京・杉並区で全壊した木造住宅について、区が以前から擁壁を補強するなどの対策を取るよう住人に対して指導していたことを明らかにしました。

　9月30日午後7時半前、杉並区堀ノ内で擁壁が崩れ、木造2階建て住宅が全壊しました。

　この住宅には50代の男性と20代の息子が住んでいますが、いずれも倒壊前に避難していてけがはありませんでした。

　この影響で、隣接する住宅とマンションに住む合わせて4世帯も避難しています。

　区によりますと、全壊した住宅の住人に対して今回、崩れた擁壁を補強するなど対策を取るように以前から指導していたということです。

　区は他にも区内で同様の指導をしている擁壁があるため、改めて緊急点検する方針です。