2025-09-29 19:49:07 配信

幼稚園バスが急に反対車線に 園児ら数人けが 死亡した運転手“健康診断問題なし”

 幼稚園の送迎バスが住宅に突っ込み、11人が病院に搬送され、1人が死亡した事故。近所の住民が事故直後の様子を語りました。

■進路を急に変え反対車線に…

 周囲には農地も広がる住宅街でバスは歩道に乗り上げていました。

 事故は千葉県鎌ケ谷市の南鎌ケ谷で29日午前9時前に起きました。

近隣住民
「ドッスンというかな、異様な音がしましたよ。ガシャーンというか」
「車はもうガシャーン。前はへこんだというかバンパーが取れちゃって」

 バスは前方のバンパーが外れて右側面、運転席側は大きくひしゃげています。

目撃者
「泣いている子もいたが、あとは皆、静かに多分、気が動転してたんですかね。(バスの)運転手が意識のない状態で、そのままシートベルトしたままずっと座っていました」

 事故が起きた鎌ケ谷市は千葉県の北西部。警察によりますと、幼稚園バスは東から西に向け走っていて、交差点から80メートルほどの場所で歩道に乗り上げて住宅の塀などに突っ込みました。

 事故直後に撮影されたドライブレコーダーの映像。警察によりますと、バスは進路を急に右に変え、反対車線の歩道に乗り上げたといいます。

 バスを運転していた40代の男性は意識不明の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。

 バスには園児9人と教師1人も乗っていて、数人が鼻血を出したり、口を切ったりするけがをしています。

保護者
「子どもたちは大きなけがをしていないということだけ聞いている」

 幼稚園によりますと、40代の運転手は過去に数回、送迎を担当している外部委託のドライバーで、健康診断に問題はなく、アルコールテストでも異常はなかったということです。

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