2025-07-07 08:30:12 配信

5月の実質賃金は2.9%減 現金給与の総額30万141円も物価高に追い付かず 厚労省

 5月に労働者が受け取った現金の給与総額は前の年の同じ時期と比べて1%増加した一方、実質賃金は5カ月連続でマイナスとなりました。

 厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によりますと、5月に労働者が受け取った基本給や残業代などを合わせた「現金給与」の総額は平均30万141円で、前の年の同じ月と比べて1%増え、41カ月連続でプラスとなりました。

 一方、物価の影響を考慮した「実質賃金」は2.9%減り、5カ月連続のマイナスとなりました。

 厚労省は「給与の増加が物価高に追い付いていない。今後の動向がどうなるか注視していく」とコメントしています。

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