2025-06-12 08:52:29 配信
中高年のうつ病 認知症物質が関与か 研究チーム発表

近年、認知症の前段階としてうつ病や双極性障害などの気分障害を発症する可能性が指摘されていました。
量子科学技術研究開発機構などの研究チームは、40代以降に発症したうつ病などの患者の脳に、認知症の原因の1つとされるタンパク質「タウ」がたまっていることが分かったと発表しました。
患者の脳を水平に撮影した画像を見ると、側頭葉の広範囲に色のついた部分が確認できます。これがタンパク質「タウ」の異常な蓄積を表しています。
認知症と中高年のうつ病などの関連性が、客観的に示された形です。
量子科学技術研究開発機構 高畑圭輔主任研究員
「中高齢で発症する気分障害の患者が、認知症の初期症状として捉える必要性も出てきて、将来、認知症の早期診断あるいは早期治療につなげていく必要性を感じている」
(「グッド!モーニング」2025年6月12日放送分より)
LASTEST NEWS