2025-06-21 12:31:28 配信

訪問介護の倒産最多 人手不足が深刻化 利用者から悲痛な声

 人手不足が深刻な介護事業。なかでも訪問介護は事業者の倒産も多く、利用者からは悲痛な声が上がっています。

 2024年度の介護事業者の倒産は179件と過去最多で、そのうちの半数近くを訪問介護が占めています。

 脳性まひによる重度の障害がある女性は去年、契約していた事業所が閉鎖され、3カ月以上ヘルパーによる訪問介護が受けられませんでした。

 同居する母親に負担をかけるしかなかったといいます。

深田夏美さん
「(私の介護で)80代の母親が倒れそうになって、(ヘルパーのケアを)受けられなくなるのはとても困るし、死ねと言っているのと同じです」

 4月から外国人ヘルパーが働ける対象が広がりました。しかし、介護報酬引き下げなどの影響もあり、ヘルパー不足はさらに深刻化する可能性もあります。

訪問介護事業者「ぷっくるケア」
宮里裕子代表
「どこも人が足りない。どうしたらいいのだろう。仕事の依頼はすごくあるけど、それに応えられないのが現状」

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