2025-06-02 14:29:21 配信

「求めているポイントは明らかになってきたが…」トランプ関税協議 4日間の日程で

 トランプ関税を巡り、赤沢経済再生担当大臣は5日から4日間の日程でアメリカを訪問する方向で調整しています。6日にも5回目の閣僚協議に臨む予定です。

 石破総理大臣は早ければ15日からのG7(主要7カ国)の首脳会議の直前にもワシントンを訪問し、首脳間で合意することも念頭に置いていて、赤沢大臣に対し協議を加速させるよう指示しています。

 今回協議が行われれば3週連続の訪米となります。

 交渉関係者はこれまでの協議で「アメリカ側が求めているポイントは、徐々に明らかになってきた」と話しています。

 ただ、日本側が求める自動車への追加関税の見直しなどで隔たりは埋まっておらず、妥協点を見いだせるのかが焦点です。

 政府関係者は同じくアメリカ側と協議を続けている「インドや韓国の合意が近そうだ」と分析しています。

 日本としても合意を急ぐ考えがある一方で、「他の国が合意した引き下げ幅を見てから交渉した方が得策ではないか」といった指摘も出ています。

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