安定的な皇位継承を巡り、自民党は皇族数の確保に向けて女性皇族が婚姻後も皇族として残る案について、配偶者と子どもに皇族身分を与えないとする、これまでの方針を改めて確認しました。

　与野党は皇族の数の確保に向けて女性皇族が婚姻した後の身分の保持と男系男子を養子に迎えることの2点について議論しています。

　自民党は皇位継承に関する会合を開き麻生最高顧問と立憲民主党の野田代表との非公式協議の内容や党の考え方について意見交換しました。

　そのうえで「旧皇族の男系男子を養子に迎える」「女性皇族の配偶者や子どもは皇族としない」というこれまでの方針を堅持することを確認し、今後の対応は麻生最高顧問に一任することを決めました。

　与野党は今の国会での取りまとめを目指していますが、意見の隔たりは埋まっておらず、不透明な状況です。