【特集】いわき市“バレリーナの卵”に密着
2026/9/10 13:30美しい動きに優れた柔軟性全身を使って、物語を表現する芸術・クラシックバレエ。
福島県にはそんなバレエ界注目の中学生がいるんです!
いわき市のNPCバレエスクール。
この日行われていた練習で一際目立っていたのが…。
いわき市出身の中学2年生。末永梨乃さん、13歳。バレリーナの卵です。
【末永梨乃さん】
「(夢は)ドイツのベルリン国立バレエ団で、プリンシパルとして舞台に立つことです。生きていくのに必要なくらいバレエが大好きです」
梨乃さんがバレエに出会ったのは5歳のころ。先にバレエを習っていた妹の影響で始めました。
小学2年生のころから、国内の様々なコンクールに参加。上位入賞も果たしています。
そして、8月にはいわき市で行われた世界的バレエ団『ウクライナ国立バレエ』の来日公演にも参加。
世界を舞台に活躍するバレリーナたちの踊りを目に焼き付けました。
【末永梨乃さん】
「未来では絶対に同じような舞台に(自分も)立ってやる!って思いました」
バレエで大切なのが「アンディオール」と呼ばれる、股関節から脚全体を外側に向けて開く、体の使い方。
梨乃さんはこれに加えて、足の甲がきれいに伸びていて立ち姿が美しいのが特徴です。
この日の練習では、6日に宮城県で行われたコンクールに向け、バリエーションの練習に励んでいました。
バリエーションとは、一人で踊るバレエの演目のこと。
梨乃さんは、15世紀末のパリを舞台に繰り広げられる愛と悲劇の物語・『エスメラルダ』のバリエーションに挑戦しました。
【末永梨乃さん】
「表現力がカギとなるバリエーションだし、(今まで踊ってきた)オーロラのようなお姫様系とは使い方が全然違うのでとても難しいです」
リズミカルで華やかな音楽が特徴の演目、『エスメラルダ』。
顔や体の角度、音の取り方など、様々なことに注意が必要な難易度の高い作品です。
中でも一番難しいのが小道具のタンバリンに右足をあて、斜め前に進む場面。
バリエーションの最大の見せ場です。
【NPCバレエスクール・八木沼剛代表】
「右足でしっかり床を押すこと、そしてアタック、それが欲しい」
「これで足が速く出せる、そして美しく見える」
【末永梨乃さん】
「(注意されると)やっぱり悔しいって気持ちが1番に出てきます」
「(大会では)やっぱり一番を狙っていきたいです」
梨乃さんに、指導するNPCバレエスクールの八木沼代表も期待を寄せます。
【NPCバレエスクール・八木沼剛代表】
「(初めて会ったときに)骨格を見て、保護者の方には『この子はバレエに向いている骨格をしているので大事に育てていきたい』という旨はお伝えしました」
「(今は)次の留学が決まったりなどしたときに、留学先の先生にうまくバトンタッチできるように、今基礎作りをしているところです」
練習が終わっても、梨乃さんの頭の中はバレエでいっぱい。
部屋を見せてもらうと、家で練習するためのバーやコンクールで着た衣装などが…。
Q.これはなんですか?
【末永梨乃さん】
「バレエノートです。注意されたことを書いてます」
Q.毎日書いてめんどくさいなって思わないんですか?
【末永梨乃さん】
「めちゃくちゃ思います」
Q.そう思っても頑張る理由は?
【末永梨乃さん】
「一瞬でも気が緩んだりしちゃうと、上じゃなくて下とか真ん中の賞になってしまうから」
こう話す梨乃さんに、家族は…
【父・真人さん】
「あの年でちゃんとした目標があるというのは、すごくいいことだと思います」
【母・彩佳さん】
「ケガのないように続けられるように支えられればなと思っています」
今後の活躍が大いに期待される中学2年生。
最後にバレエにかける思いを聞くと…。
【末永梨乃さん】
「きのうよりは一歩でも二歩でも三歩でも前に進めるように努力しています」
Q.バレエはどれくらい好きですか?
【末永梨乃さん】
「(世界で)2番目です。一番は寝ることです」
天真爛漫な性格と才能で周囲を魅了するバレリーナの卵。
その夢を叶えるため、彼女の挑戦は続きます。
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