【特集】過酷な障害物レース「スパルタンレース」56歳の挑戦続く
2026/9/3 10:17アメリカで発祥した過酷な障害物レース「スパルタンレース」。
ハードなトレーニングで自身を鍛え上げ、各地のレースに挑むいわき市の男性を追いました。
大雨の中、ダンベルなどを使いトレーニングで自身を追い込む人たち。
その中の一人、いわき市に住む西尾清さん・56歳です。
県内で唯一、スパルタンレーストレーナーとして競技の指導をしています。
【西尾清さん】
「スパルタンレースって、屋外でやって、雨の中でも雨だから嫌だとか言うわけにはいかないので、きょうはいいチャンスだと思うので、しっかりやっていきましょう」
「スパルタンレース」とは・・・
アメリカ発祥の障害物レースで、壁や泥、ロープなど、いくつもの障害物を乗り越えながら進む競技です。
10キロ・20キロなど長距離を走るため、持久力が必要な他、パワーも不可欠で、完走することが難しいため「世界で最も過酷な競技」と呼ばれることも。
スパルタンレースが日本に上陸したのは約10年前。
西尾さんは当時から参加しているだけでなく、海外のレースにも足を運び、経験を積んできました。
【西尾さん】
「誰もやっていないことを率先して、まずは自分がやりたいというのがあった」
「私が82レース完走しています」
「目標は100レースは3年、4年のうちに、達成すると思うんですけど、できるだけスパルタンレースは続けていきたいと思っている」
西尾さんが持つ完走数82回は、日本国内でトップの記録。
中でも、思い出に残っているレースというのが・・・
【西尾さん】
「紫っていうのがウルトラ。これが日本では開催されていないレース」
3年前にフィリピンで開催されたレースです。
その距離なんと50キロ。
次から次にやってくる障害物に立ち向かい、12時間超えという半日以上の時間をかけて、見事に完走しました。
【西尾さん】
「スパルタンレース最高やね。でもきつかった、今までのレースの中で一番きつかった」
生まれ育った関西で仕事をしていましたが、10年ほど前に、仕事の都合でいわきに訪れた際、土地の魅力を感じ、移住を決めました。
【西尾さん】
「冬は寒くないというか温暖で、夏は暑くないんですよね」
「気温は上がっても30℃、31℃くらいで海が近くて、風が通っているんで気持ちいい」
いわきに移住してからは、競技仲間とトレーニングができるよう、自宅をトレーニング場に作り変えました。
【西尾さん】
「将来的には合宿場所にしたくて」
「来年の夏こそ、皆さんに来てもらって、海まで走って、海でトレーニングとかして、みんなで和気あいあいと」
スパルタンレースは現在、国内大会も各地で開催されていて、この日も西尾さんは今月中旬に行われる新潟でのレースに向け、仲間たちと特訓です。
【トレーニング仲間】
「スパルタンレースに必要なコツとかも教えてもらえるので、すごい助かります」
「エリートで、打倒・清コーチというのを目標にやってきたというのもあるので、背中を追いかけてきたからこそ、頑張れる」
特訓メニューは、サーキットトレーニングという筋力トレーニングと、有酸素運動を組み合わせたもの。
【西尾さん】
Q.きついときはどんなことを考えますか?
「いやー、終わってから、我慢していた酒を飲もうみたいな」
つらいトレーニングも終了!と、思いきや、その後は下半身の強化。
最後にはサンドバッグを担ぎながら、神社へお参りに行き、全員がベストを出せるよう、祈りました。
【西尾さん】
「スタートしてからずっと過酷で、俺なんでこんなレース参加したんだろうとか思いながら走って、障害物を乗り越えて、繰り返しているんですけど、フィニッシュしたそのときの瞬間、ああ出場して良かった。しんどかったけどなんとかフィニッシュできた。出て良かった、そういう達成感が半端ない」
「私の背中を見て、というのは言い過ぎなんですけど、高齢でも頑張って、エリートでフィニッシュ目指して、トレーニングを積み重ねているということを知っていただいて、頑張れば誰でも、できるんだということを知ってもらって、皆さんにもレースに参加してもらいたい」
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