夏のキセキ2026 会津北嶺 “守備の要” リベンジ誓う
2026/7/7 13:39夏の高校野球・福島大会の注目校を紹介する「夏のキセキ」。今回は、去年の準優勝校、会津北嶺高校です。
会津北嶺高校は、去年ノーシードから決勝に進出し、準優勝を果たしました。聖光学院に対し一時リードするなど、粘り強いプレーを見せました。
会津勢の決勝進出は40年ぶり。創部8年目で、北嶺旋風を巻き起こしました。
さかのぼること8年前。創部1年目に挑んだ夏の大会では、部員はわずか6人。そのうち2人は野球初心者。人数合わせで他の部活の生徒に助っ人として出てもらいました。結果は0対39で大敗。
あれから8年。会津北嶺野球部は今では部員数78人に。この夏は堂々の第7シードに選ばれるほど成長を果たしました。
なぜここまでの大躍進を見せたのか。
開幕まで約1週間、最後の追い込み練習に励んでいます。
指導するのは木口奨監督。山形県の強豪・鶴岡東の主砲として甲子園に出場し、その後は関西の独立リーグでもプレーしました。
【木口奨監督】
「目標を高いところに設定していて、甲子園というところを目指しているので」
「歴代で見ても一番力あるのかなと思うので、だからと言って簡単に勝てるっていうことではないと思うので、いろいろどこが足りないのかなとか考えながらやっていきたいですね」
木口監督率いる北嶺。指導者は監督合わせて計8人の大所帯。バッティング、ピッチング、守備、走塁など高校野球では珍しく役割ごとに専門のコーチがいます。
知識や経験が豊富なコーチが細かく指導することで『個の力』を伸ばすことはもちろん、部員ひとりひとりに目を配り、オーバーワークや間違ったフォームによるケガを抑える狙いもあります。
木口奨監督】
この日は内野の守備練習。確実にアウトを取るため連携を確認します。初戦まであと2週間を切り、指導に熱が入ります。
【山本祥平コーチ】
【吉田海刀選手】
3年生の吉田海刀選手。1年生の夏にベンチ入りを果たすと、以降はレギュラーとして活躍。去年、夏の決勝にもスタメンで出場しましたが…。
送球ミスなど2回のエラー。その後チームは聖光学院に逆転を許してしまいます。
【吉田海刀選手】
誰よりも悔しい夏を味わった吉田選手。その悔しさを糧にこの1年、守備練習に打ち込んできました。
【吉田海刀選手】
その成長ぶりに監督やチームメイトも…
【木口奨監督】
【井ノ川陽太選手】
吉田選手は東京都出身。チームメイトたちと学校の敷地内にある寮で生活しています。
【吉田選手】
Q.今は何キロですか?
【吉田選手】
チームメイトとは朝から夜まで一緒。そんな野球部のみんなと過ごす毎日は宝物だと語ります。
Q.部員はどんな存在か?
【吉田選手】
ご飯のあと、特別に部屋を見せてもらいました。
吉田選手にはある日課があります。
【吉田選手】
Q.毎日つけているんですか?
【吉田選手】「はい、毎日。一年生のころから毎日。一日ずつ書いてます」
もらったアドバイスやチームの課題。練習メニューから自主練習で取り組んだことなど、全て書き込んでいるといいます。
【吉田選手】
吉田選手のリベンジの夏が間もなく幕を開けます。
【吉田選手】
「球際に飛んできたどの球でもグローブで触れることができたら、エラーせずに取りきってピッチャーや仲間に褒められるというか助けになるようなプレーができたらなって自分で思ってます」
リベンジに燃える会津北嶺。創部9年目。かつては夢物語だった甲子園への切符が、今では明確な目標に。成長を続ける部員たちの活躍に、今年の夏も目が離せません。
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