いわき市の川を覆う特定外来生物 根絶困難 専門家も警鐘鳴らす
2026/7/6 18:12いわき市南部の鮫川に広がる水草、「ナガエツルノゲイトウ」。
史上最悪の侵略的植物とも言われています。
全国で生息が確認されている特定外来生物で県内ではいわき市で確認されています。
【NPO法人いわき環境研究室原田正光理事長】
「下流側に流れていくというところで、ここが発生源だろうなというようなところです」
鮫川の上流に位置する川部町で2024年6月に確認されたのが初めてでどこから持ち込まれたかは分かっていないとのこと。
田んぼに広がるとイネが栄養を奪われ収穫量の減少につながるほかツルが成長すると機械での収穫が難しくなることもあるといわれています。
周辺の田んぼでは、水路に生い茂っている場所もあり、水の流れの障害にもなるといいます。
【NPO法人いわき環境研究室 原田正光理事長】
「昨年の10月に、この砂浜で18カ所こういった株を確認した」
こういった状況を知ってもらおうと、4日鮫川の河口付近でナガエツルノゲイトウの観察会が開かれました。
鮫川では2024年確認された上流だけでなく河口にまで広がっていることが2025年の調査で明らかに。
【NPO法人いわき環境研究室 原田正光理事長】
「どこに生えているのかっていうのは一般の方も分かっていて、それを通報していただける、そういうふうな仕組みを作るっていうのが重要だなと思っていて」
原田さんは環境生態工学が専門で福島高専の名誉教授。
市内で確認されてからは調査や防除にも取り組んでいます。
【参加者】
「陸からも増えるし海を通しても広がっていく可能性があるというのは、とても脅威」
「予想以上に広がっていて繁殖能力が高い植物なんだなというのを改めて感じた」
ナガエツルノゲイトウは駆除するには根本から抜くことが大切だといいますが…。
わずかな根からも成長するため上流から水の流れに沿って繁殖をするナガエツルノゲイトウ。
排水溝にネットをかぶせるなどの対策も必要で根絶するのは難しいといいます。
いわき市では鮫川の他にも蛭田川の水域にも広がっていて2025年原田さんたちの団体が駆除しました。
【NPO法人いわき環境研究室 原田正光理事長】
「幅も狭いし中州もありますから、そこに着生したら両方から広がっていくので、川面を覆ってしまうと、水があふれてしまうということが出てくる」
水害のリスクにもつながるため、これ以上広げないことが大事だといいます。
【NPO法人いわき環境研究室 原田正光理事長】
「広がらないように、これがナガエツルノゲイトウだっていうことを多くの方に知ってもらう。そして、ナガエツルノゲイトウの怖さというかそういったのも知っていただく」
もし見つけても刈ったりせず、県は情報提供を呼びかけています。
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