夏のキセキ2026 南会津高校 初のシード権獲得で甲子園を目指す

2026/7/2 13:38
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高校野球の注目校を紹介する夏のキセキ。今回紹介するのは南会津高校です。

緑豊かな山あいにある南会津高校。
2023年、少子化による田島高校との統合を経て、野球部は選手20人で活動しています。

春の県大会。チームは、歴史を塗り替える大躍進を遂げました。

【渡部璃央主将】
「統合前の田島高校の中でも春の県大会ベスト8という記録は初めてだったので、本当にうれしい結果でした」

前身の田島高校時代を含め、およそ80年にわたる野球部の歴史で初の春の県大会ベスト8進出。
初めて夏のシード権も獲得しました。

躍進の理由の1つが――
【渡部彰監督】
「3年生が10人入ってくれた事によって、徐々にチームの練習ができるようになって、少しずつ力を付けてきたという感じです」

チームとしては異例の10人が入部。
1つ上の学年に部員がいなかったため、1年の秋から最上級生としてチームを引っ張り、去年の夏の大会でも主力として出場しました。

【渡部監督】
「1年生から出ていたことで試合の中で色々考える事、次の課題を明確として練習に臨もうという事で3年間頑張ってきました」

監督の指示を待つのではなく、選手自身が課題を見つけ、一つひとつ克服しながら、チームの力を高めてきました。

今年のチームの持ち味は、守りからリズムを作る野球。
その中心にいるのが――

エース・阿久津楢仁投手とキャッチャー・湯田悠誠選手のバッテリーです。

春の県大会では、すべての試合でバッテリーを組み、チームをベスト8へ導きました。

2人がバッテリーを組んだのは、中学生の時。
南会津地区の連合チームで出会い、2人は同じ高校に進学することを決めました。

【湯田悠誠選手】
「みんなで地元の高校に行って強くしようみたいなのを話し合ったりしていて、その時に楢仁とか、今までのみんなと一緒に頑張っていこうかなって」

【阿久津楢仁選手】
「悠誠が南会津高校に行ったから自分も悠誠と高校でも投げたいと思った」

高校でも、湯田選手とバッテリーを組みたい――。
車で40分ほど離れた南会津町・舘岩地区に住んでいた阿久津投手は、高校進学と同時に寮に入り野球に打ち込む生活を選びました。

【阿久津選手】
「高校までバスが出ているが、自分が土日も部活があるので、寮に入って野球の時間をもっと増やしたいと思ったので」

阿久津投手の部屋にあったのは、高校進学と同時に買ったグラブ。
湯田選手と、そして中学時代からの仲間と、甲子園へ――。
その思いの原点を忘れないように、今も丁寧に磨き続けています。

【阿久津選手】
「自分が次に投げたい球は、これだなと悠誠のサインを見ると、投げたいやつ分かってんじゃんって思って、めっちゃいいですね」

キャッチャーになる前は、ピッチャーも経験していた湯田選手。
試合中も阿久津投手の大きな心の支えになっています。

【湯田選手】
「エラーした後に、今苦しいなとか表情見て、この後も頑張ろうって乗せるような声かけが出来たらなと毎回考えています」

【阿久津選手】
「タイムかけてくれて、マウンドに来て声かけてくれるので、そこで一息ついて切り替えて投げられました」

春の県大会では、1試合平均5.7安打に終わった南会津高校。
夏に向けて、球速の速いピッチャーに対応するため、バッティングの向上にも励んでいます。

中学からの仲間と夢の舞台へ。
初のシード校として、最後の夏に挑みます。

【湯田選手】
「人生で一番長い夏にしたいなって。」

【阿久津選手】
「もっとみんなと悠誠とバッテリー組みたいので、一勝一勝長く出来たらな」

南会津高校野球部、集大成の夏。
仲間とともに夢の舞台を目指します。

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