草間彌生 版画の世界 第五夜 愛はとこしえ

2026/8/12 09:40
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7月18日(土)~9月23日(水祝)県立美術館で開催される草間彌生の版画展。初期作品から代表作までおよそ160点が集結しました。今回の展覧会は、作品を6つの章に分けて展示しています。
今回は、縦横それぞれ1メートルを超える大作を集めた「愛はとこしえ」の章から、福島県立美術館学芸員の宮武弘さんの解説とともに作品の魅力をご紹介します。

驚愕の即興制作

今回ご紹介するのは、2006年制作の《愛のおわり》です。
この作品を含む「愛はとこしえ」のシリーズは、元々100号の巨大なキャンバスに「黒のマーカー」を使って描かれた50枚からなる連作を版画に起こしたものです。

驚くべきは、これらの作品群が「キャンバスに下書きも何もなく、即興で全部描き始められた」という事実です。
1メートル超えの巨大キャンバス50枚に向かい合い、即興で描き上げていく……草間氏の計り知れないエネルギーと集中力には言葉を失います。

絶え間ない「変貌」

さらに注目すべきは、描かれているモチーフです。
それまでの代表的な表現であった網目や水玉ばかりでなく、女性の横顔や葉っぱ、虫など、様々なモチーフが画面いっぱいにひしめき合っています。

すでに世界的芸術家として揺るぎない名声を得ていた草間氏ですが、この全く新しい表現に挑んだのは、なんと70代半ばに差し掛かった頃。 宮武学芸員は「草間さんは常に新しい表現に取り組み続けてきた方であり、むしろその延長線上にまた新しい表現が出てきたと捉えていい」と語ります。

イベント情報

展覧会名: 草間彌生 版画の世界 反復と増殖 (YAYOI KUSAMA PRINT WORKS: REPETITION & PROLIFERATION)

開催期間: 2026年7月18日(土) - 9月23日(水)

会場: 福島県立美術館

主催: KFB 福島放送

特別協力: 松本市美術館

協力: 株式会社草間彌生

協賛: 阿部出版株式会社 トヨタカローラ福島株式会社 株式会社東邦銀行

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