草間彌生 版画の世界 第三夜 愛すべき南瓜たち
2026/8/12 09:387月18日(土)~9月23日(水祝)県立美術館で開催される草間彌生の版画展。初期作品から代表作までおよそ160点が集結しました。今回の展覧会は、作品を6つの章に分けて展示しています。
今回は、草間氏の代名詞とも言えるモチーフを集めた「愛すべき南瓜たち」の章から、福島県立美術館学芸員の宮武弘さんの解説とともに作品の魅力に迫ります。
草間彌生の代名詞「かぼちゃ」のルーツ
「草間彌生と言えばかぼちゃ」と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。本展覧会では、2006年制作の《パンプキン-黄色》をはじめ、かぼちゃをモチーフにした実に多様な作品をご覧いただけます。
草間氏は1929年、長野県松本市で生まれました 。実家が野菜や果物の種・苗を販売しており、幼い頃から植物に囲まれた環境で育ったといいます。そうした背景から花や果物の作品が生まれ、その中でも草間氏がひと際愛したのが南瓜でした。
自由自在な生命の形と、共鳴する心
画面を埋め尽くすような無数の水玉が連なって表現される、堂々たる佇まいのかぼちゃ。そこから放たれるエネルギーは、見る人にも直接伝わってくるほどの迫力です。
宮武学芸員は、草間氏の活動の根本には「型や枠にはまらない」という姿勢があるとし、作品に描かれるかぼちゃの自由自在な形は、それぞれの「生命の形」を表しているかのようだと語ります。
他の人が描いてもこれほどのインパクトを生み出すのは難しい南瓜。私たちを強烈に惹きつけるこの南瓜の中にこそ、草間芸術の秘密が込められているのかもしれません。
イベント情報
展覧会名: 草間彌生 版画の世界 反復と増殖 (YAYOI KUSAMA PRINT WORKS: REPETITION & PROLIFERATION)
開催期間: 2026年7月18日(土) - 9月23日(水)
会場: 福島県立美術館
主催: KFB 福島放送
特別協力: 松本市美術館
協力: 株式会社草間彌生
協賛: 阿部出版株式会社 トヨタカローラ福島株式会社 株式会社東邦銀行
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