草間彌生 版画の世界 第一夜 私のお気に入り
2026/8/12 09:337月18日(土)~9月23日(水祝)県立美術館で開催される草間彌生の版画展。初期作品から代表作までおよそ160点が集結しました。今回の展覧会は、作品を6つの章に分けて展示しています。
本記事では、その中のひとつ、草間氏の子供時代からのお気に入りをモチーフとした作品を集めた「私のお気に入り」の章から、福島県立美術館学芸員の宮武弘さんの解説とともに、代表的な作品をご紹介します。
《帽子》(1986年)
まずご紹介するのは、1986年に制作された《帽子》。
草間氏が小さい頃から愛してきた様々な身近なモチーフが、象徴的な水玉の世界の中に現れています。
風にたなびいているようにも見える帽子のリボンからは、少女時代の草間氏がお気に入りの帽子をかぶり、散歩を楽しんでいる光景が目に浮かぶようです。
実は、帽子は草間氏の絵画や彫刻作品ではあまり描かれてこなかった珍しいモチーフ。草間氏の人生を振り返ってみるような視点でも鑑賞できる、味わい深い作品となっています。
《ドレス》(1982年)
続いての作品は、1982年制作の《ドレス》。
実は、ファッションと草間氏は切っても切れない深い関係にあります。
アメリカを拠点に活動していた時代には、自ら服を作って販売まで行っていたほど。
この《ドレス》は、そんな草間氏の幅広い活動の中でも特筆すべき作品と言えます。
今にも踊り出しそうなカラフルな色彩に目を奪われますが、よく見てみると首元のタグの部分には「KUSAMA」の文字が描かれています。こうした遊び心のある表現は、見ている私たちの心まで躍らせてくれます。
イベント情報
展覧会名: 草間彌生 版画の世界 反復と増殖 (YAYOI KUSAMA PRINT WORKS: REPETITION & PROLIFERATION)
開催期間: 2026年7月18日(土) - 9月23日(水)
会場: 福島県立美術館
主催: KFB 福島放送
特別協力: 松本市美術館
協力: 株式会社草間彌生
協賛: 阿部出版株式会社 トヨタカローラ福島株式会社 株式会社東邦銀行
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