草間彌生 版画の世界 第二夜 輝きの世界

2026/8/12 09:35
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7月18日(土)~9月23日(水祝)県立美術館で開催される草間彌生の版画展。初期作品から代表作までおよそ160点が集結しました。今回の展覧会は、作品を6つの章に分けて展示しています。
今回は、展覧会の目玉のひとつでもある「輝きの世界」の章から、福島県立美術館学芸員の宮武弘さんの解説とともに、ラメを施した特別な版画作品をご紹介します。

版画の常識を覆す「ラメ」の魔法

本展覧会の中でも、ひときわ目を引くのが1988年制作の《ブドウ》や、1999年制作の《果物かご》といった作品群です。

通常の版画は紙にインクを刷って表現しますが、この章に展示されている作品は、そこに「ラメ」を施すことによってキラキラと輝く表現を生み出しています。粘着性の強いインクを塗布した上からラメを振りかけて定着させるという技法が使われており、このような版画は非常に珍しいとのこと。
ラメがもたらす無数のきらめきは、色彩をより一層鮮やかにし、草間芸術の持つ華やかさをさらに引き立たせています

モチーフに命を吹き込む輝き

草間氏が版画制作を本格的に始めたのは1979年のこと。版画という表現の面白さにのめり込み、「あんなこともやってみたい」「こんなこともやってみたい」という情熱と試みの中から、このラメを使った手法も生まれたのではないかと言われています。
描かれているのは魚や果物といった身近なモチーフですが、表面の光沢とラメの輝きが瑞々しさと見事にリンクし、それぞれのモチーフに命が宿ったような迫力を生み出しています。
見る角度によって変化する輝きの楽しさは、見る人の心を掴んで離しません。

イベント情報

展覧会名: 草間彌生 版画の世界 反復と増殖 (YAYOI KUSAMA PRINT WORKS: REPETITION & PROLIFERATION)

開催期間: 2026年7月18日(土) - 9月23日(水)

会場: 福島県立美術館

主催: KFB 福島放送

特別協力: 松本市美術館

協力: 株式会社草間彌生

協賛: 阿部出版株式会社 トヨタカローラ福島株式会社 株式会社東邦銀行

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