2026-03-26 18:17:19 配信
トランプ氏自賛「圧倒的に勝利」 強気イラン「米と交渉してない」
「圧倒的に勝っている」と自画自賛のトランプ大統領。戦闘の終結時期を巡り、気になる動きも出ています。■トランプ氏自賛「圧倒的に勝利」
トランプ大統領
「我々は圧倒的に勝っている。アメリカは中東で誰も見たことがないようなことをイランに対してやっているんだ」
与党・共和党のイベントで演説したアメリカのトランプ大統領。イラン側と戦闘の終結に向けた交渉を行っていると主張しています。
トランプ大統領
「彼ら(イラン)は心の底から交渉をしたがっている。自国民に殺されてしまうのを恐れて口に出すことができないんだ。我々に殺されることも恐れている。イランの指導者ほどやりたくない仕事はない。私だって嫌だ」
複数の海外メディアは、アメリカ側が“戦闘終結のための15項目からなる計画”を、パキスタンを通じてイランに送ったと伝えています。
イランに要求しているのは「核能力の破棄」「保有している濃縮ウランの引き渡し」「ホルムズ海峡の解放」など。
その見返りとして「経済制裁の解除」や「原子力発電所への支援」などを行うとしています。
トランプ大統領の狙いは…。
明海大学 小谷哲男教授
「(アメリカ側は)“一番高い球を投げている”。今の段階では最大限の要求をして、交渉が始まれば必要なところで妥協することも念頭に置いている。(見返りに)『経済制裁の解除』もあり、イランに対し“ポジティブなメッセージ”。イランからすれば“一歩前進”と見えてもおかしくない」
■強気イラン「米と交渉してない」
対するイラン。アラグチ外相は、仲介国を通じてアメリカ側からメッセージを受け取ったと認めつつも、交渉を拒否しています。
アラグチ外相
「(アメリカ側から)提案はいくつか示された。今のところ、抵抗を続け、国を守り抜く方針に変わりはない。現時点で我々に交渉の意思はなく、交渉は一切行われていない」
ホワイトハウス レビット報道官
「(Q.イランとの交渉は行き詰まっている?)そうではありません。交渉は続いている。トランプ大統領が嘘をつくことはないし、要求を受け入れなければ(イラン側に)“地獄を見せる準備”もできている」
錯綜する情報。イラン側にもアメリカにのませたい条件があるようです。
イラン国営放送
「イラン政府の高官が戦闘終結に向けた条件を発表しました」
イランメディアによると、政府高官が戦闘終結に同意するための条件として、5つの項目を提示。「再び戦争を強いられない仕組みの確率」「賠償金の支払い」「ホルムズ海峡におけるイランの主権を認めること」などです。
この条件をアメリカ側はどう受け止めているのでしょうか。
明海大学 小谷哲男教授
「米国が最も受け入れられないのは『ホルムズ海峡』についての内容。アメリカが求める“ホルムズ海峡の開放”と相いれない。一定程度、合意の可能性があっても、ホルムズ海峡についての立場に“開き”があるので合意に至らない」
かみ合わない両国の思惑。
イラン情勢を巡っては、25日、イスラエルメディアが情報筋の話として「アメリカはイランからの重大な提案と引き換えに、一時的に停戦を実施する可能性がある」と伝えたほか、別のイスラエルメディアも「トランプ大統領が28日までに停戦を発表するかもしれない」と報じていますが、イラン国内の状況を見る限り、戦闘が収まる気配はありません。
ケイトラン・コリンズキャスター
「今入ってきた情報です。イランは米国の地上作戦の可能性に対し、防御を固める準備をしているようです」
トランプ政権が占拠することを検討している、ペルシャ湾のカーグ島。イランの原油輸出の9割を担う重要拠点です。
情報筋によると、イラン側はここ数週間の間にカーグ島へ携帯式防空ミサイルシステムを追加で移送したほか、島の海岸線を含むあちらこちらに地雷などの罠(わな)を仕掛けているそうです。
アメリカ・イスラエルとイランの応酬は、さらに長期化するのでしょうか。
■日程からみえる“米国の思惑”
そんななか、気になる動きも…。
ホワイトハウス レビット報道官
「トランプ大統領と習近平国家主席の“待望の会談”が5月14日と15日に北京で開催されることを発表する」
決まったのは米中首脳会談の日程。5月中旬に実施するといいます。当初、今月下旬に予定されていましたが、“イランとの戦闘”を理由に延期されていました。
ホワイトハウス レビット報道官
「(Q.5月14日・15日の中国訪問までには戦闘は終結していると推測すべきか?)当初から戦闘の終結は攻撃開始から4~6週間と見積もってきた。計算はご自身でできるでしょう」
トランプ大統領は米中首脳会談までに戦闘を終結させられるのでしょうか。
明海大学 小谷哲男教授
「習近平氏とトランプ大統領の間で貿易を中心に交渉をしていかなければならないから、いつまでも延ばせない。他方で、5月中旬に設定したというのは、それまでには一定のめどがつくだろうという見立てがあることは間違いない」
「(Q.アメリカとイランで折り合いはつく?)少なくともアメリカ側が譲歩するとは考えていない。イランが譲歩するかどうかがポイント」
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