世界の軍事企業上位100社の売上高は2024年は6790億ドルと過去最高になったとスウェーデンの研究機関が明らかにしました。

　ストックホルム国際平和研究所が1日に発表した報告書によりますと、上位100社の去年の売上高を合わせた金額は前年に比べて
5.9％増えて6790億ドル、約106兆円と過去最高になりました。

　ロシアのウクライナ侵攻やガザ地区の戦闘など「地政学的な緊張」が影響したと指摘しています。

　国別の1位はアメリカの3340億ドルで、全体の49％を占めました。

　企業ではアメリカのロッキード・マーチン社が去年に続いてトップです。

　2位の中国は汚職事件の影響で10％減の883億ドルになりました。

　上位100社に入った日本企業は三菱重工業や川崎重工業など5社で、ストックホルム国際平和研究所によりますと、売上高の合計は4割増えて133億ドル、約2兆円です。

　日本政府が進める防衛力強化が要因だと指摘されています。