イスラエル軍は、ガザ地区北部にある高層ビルを2日続けて破壊するなど、ガザ市の制圧に向けた攻勢を強めています。

　イスラエル軍は北部ガザ市で6日、イスラム組織ハマスが監視用に使用していたとして、高層ビルを攻撃しました。

　イスラエル軍は5日にも別の高層ビルなどを攻撃し、少なくとも20人が死亡しました。

　地元メディアは、これまでにガザ市にある建物の70％以上がイスラエル軍によって破壊されたと伝えています。

　こうしたなか、イスラエル軍は6日、南部ハンユニス周辺を新たな「人道地区」に指定したと明らかにしました。

　食料や水、医薬品が提供されるとして、北部の住民に退避を促しています。

　一方、イスラエルメディアによりますと、アメリカはハマスとの直接交渉を再開し、ハマスが停戦に応じない限りはイスラエル軍のガザ市への侵攻を阻止しないと通告したということです。