2025-08-27 21:54:02 配信

IAEA査察官の一部がイランに戻る アラグチ外相は協力再開は最終決定していない

 イランの核開発監視を巡って一時、国内から退去したIAEA(国際原子力機関)の査察官の一部がイランに戻ったことが分かりました。

 IAEAのグロッシ事務局長は26日、アメリカのFOXニュースに対して「退去していた査察官の第1陣がイランに戻り、活動再開の準備に入った」と明らかにしました。

 イランは6月にイスラエルとアメリカから核施設への攻撃を受けた後、IAEAとの協力を停止すると発表し、査察官も退去していました。

 グロッシ事務局長は「攻撃で破壊された施設を含めてイランには多数の核関連施設がある。査察をどのように再開するか協議している」と述べました。

 これに対してイランのアラグチ外相は、ブシェール原子力発電所の燃料交換を監視することのみが目的で、IAEAとの新たな協力は最終決定していないとしています。

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