ガザ地区南部にある病院にイスラエル軍の空爆があり、取材にあたっていたジャーナリストを含む少なくとも20人が死亡しました。

　ガザの保健当局は25日、南部ハンユニスにあるナセル病院にイスラエル軍の空爆があったと発表しました。

　建物が標的にされた後、負傷者を助けるために救急隊が駆け付けた際、2度目の攻撃があったとしています。

　この攻撃によって、ガザ地区で取材にあたっていた中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」のカメラマンや、ロイター通信のカメラマンらジャーナリスト4人を含む少なくとも20人が死亡しました。

　イスラエル軍は声明で「ジャーナリストを標的としたものではない」と主張していますが、10日にも北部ガザ市で記者ら5人が殺害されたばかりです。

　ガザ当局は「ジャーナリストを標的とした殺害、暗殺を最も強い言葉で非難する」と声明を出しました。

　2023年10月に一連の戦闘が始まって以降、ガザ地区で死亡したジャーナリストは244人に上っています。