アメリカのノーム国土安全保障長官は、メキシコとの国境を隔てる壁を黒く塗ると発表しました。不法移民らが壁を乗り越えることを一層難しくする狙いがあるとしています。

米国土安全保障省　ノーム長官
「これは大統領からの要望です。黒く塗ることで南部の高い気温でさらに熱くなり、人々が壁を登るのが、より困難になることを考慮しています」

　ノーム長官は19日、ニューメキシコ州にある国境沿いの壁を訪問し、トランプ大統領の提案で壁を黒くすると発表しました。

　暑い時期に不法移民らが壁を乗り越えるのを防ぐためだとしています。

　アメリカ政府は壁を完成させる資金として460億ドル＝およそ6兆7000億円の予算を確保していて、現在、距離およそ160キロメートル以上にわたる壁を新たに建設中です。

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