2025-08-17 14:44:37 配信

エアカナダが客室乗務員のストライキで全便運航停止 日本路線にも影響

 カナダの航空大手「エアカナダ」の客室乗務員でつくる労働組合が待遇の改善を求めてストライキに入り、日本への路線を含むすべての便が欠航しています。

 エアカナダの客室乗務員の組合は、これまで飛行機が地上にいる間に業務している時間に賃金が支払われていなかったなどとして、待遇の改善を求め会社側と交渉を続けていました。

 会社側は時給の半分の支払いを回答したものの、組合側は認めず交渉は決裂、16日に1万人以上の客室乗務員がストに突入しました。

 エアカナダはストに備え、14日から運航便の数を減らしていましたが、スト突入で全便が欠航する事態になりました。

 現地メディアによりますと、政府の労働大臣が交渉の仲裁に入る一方、組合側にはスト中止を命じましたが、運航再開の見通しは立っていません。

 ストによる欠航は日本路線も含まれていて、1日あたり13万人の利用客に影響が出るとみられています。

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