2025-08-09 06:54:45 配信

スペイン・コルドバの世界遺産「メスキータ」で火災 礼拝堂の一つ燃える

 スペイン南部・コルドバにある観光名所で、一帯が世界遺産に登録されている大聖堂「メスキータ」で8日夜、火災が発生し、礼拝堂の一つが燃えました。

 スペイン南部・コルドバにあるローマ・カトリック教会の大聖堂、世界遺産「メスキータ」周辺で8日午後9時すぎ、火災が発生しました。

 複数の現地メディアによりますと、火元は清掃用の電動車両のバッテリーとみられ、「メスキータ」の礼拝堂の一つの壁と天井に燃え移りました。

 この礼拝堂は16~17世紀に建てられた比較的新しいもので、普段は倉庫として利用されていたということです。

 すでに火はほぼ消し止められました。

 「メスキータ」は8世紀にイスラム教のモスクとして建設が始まり、13世紀にレコンキスタの影響で、キリスト教の大聖堂に転用されました。

 イスラム教とキリスト教の様式が融合した宗教建築として観光名所となっていて、1984年に一帯の歴史地区が世界遺産に登録されています。

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